• 地盤情報特集

営業に活用!「地質情報」の見方

2012年11月28日に開催した
地盤審査補償事業主催のパワーアップセミナーの一部をご紹介。

2014年3月12日

一般消費者目線で、地盤を考える。

2014年3月5日、地盤審査補償事業主催のパワーアップセミナーを開催しました。

All Aboutの「住みやすい街選び(首都圏)ガイド」である東京情報堂の中川寛子氏をお招きし、『営業に活用!「地質情報」の見方』と題して講演いただきました。

そもそも地盤とは、地表面の下にある固い盤上のものであり、
その上にある柔らかい土の層に家を建てた場合、時間とともに建物が沈んでしまいます。

固い地盤とは、一般的に水分の少ない地盤のことをいいます。地盤は土粒子(固体)、空気(気体)と水分(液体)からできており(弾塑性体)、水分が増えるとヘドロに、水分が減少、土粒子が圧縮されると岩(堆成岩)になります。

一般に、災害に弱い場所は低く、新しい場所です。低い場所には水が流れ込み、新しくできた土地は盛り土がまだ柔らかいことがあります。土地の高低、新旧、地盤調査のデータ、ハザードマップなどを確認することで、大まかにその土地が災害に強いか弱いかが分かります。

現地を訪れる場合は、土地の微細な高低、川跡、暗渠などに敏感になることが重要です。周囲の住宅、擁壁、外壁の状況を必ずチェックし、水平・垂直を気にすることで、危険な地形が見抜けるようになってきます。数多くの地形を見ることも大事です。
この他、宅地選びの際に参考となるサイトをご紹介いただきました。
これらのサイトを活用することで、これから住む街の地盤が強いかどうか見当をつけることができます。

日本シームレス地図 :全国の地質と年代が分かる。
https://gbank.gsj.jp/seamless/

グーグルアース :地球を3D画像で見ることが可能。
http://www.google.co.jp/intl/ja/earth/

東京地形地図 :グーグルアースと組み合わせることで、土地の高低が立体的に分かる。
http://www.gridscapes.net/

今昔マップ on the web :旧版地図(古地図)と現在の地図を左右で一度に見ることが可能。
http://ktgis.net/kjmapw/

住宅地盤診断サイト G-SpaceⅡ :住宅地盤の簡易診断書を作成してくれる。
http://jiban.asahigs.co.jp/

地震ハザードステーション :災害危険度を確認することができる。
http://www.j-shis.bosai.go.jp/

 


中川 寛子(ナカガワ ヒロコ)

株式会社東京情報堂代表

生活総合情報サイト All About「住みやすい街選び(首都圏)」ガイド
住宅に関する著書多数
<http://allabout.co.jp/gm/gp/363/>