- 地盤保険「The PERFECT 10W」の審査について
物件審査方法について
物件審査の項目、及び地盤調査、
補強工事(設計・施工)の内容を解説します。
物件審査の項目
物件審査は、以下の項目を行います。
- 地盤調査(データ解析を含む)の内容
- 補強工事(設計・施工)の内容
地盤調査の内容
審査時に登録地盤業者が提出する審査書類
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地盤判定結果報告書・地盤調査報告書・建築物図面等
「地盤調査データ」に基づいて登録地盤業者が作成した
「地盤判定結果報告書」の内容について 確認を行います。
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地盤判定結果報告書・地盤調査報告書・建築物図面等
「地盤調査データ」に基づいて登録地盤業者が作成した
「地盤判定結果報告書」の内容について 確認を行います。
チェック項目は以下の通りです。
- 地層、地形の傾斜や土地の利用履歴、造成・擁壁の有無などの資料・周辺調査
- 地盤調査データによる支持層、地質の確認
なお、地盤調査はNPO住宅地盤品質協会の資格「住宅地盤調査技士」もしくは「実務登録者」が行い、「地盤判定結果報告書」の作成は「住宅地盤調査技士(調査部門)」の有資格者が行います。
※資格について:
NPO住宅地盤品質協会では、地盤業務に関わる技術者養成・地盤業務の品質確保のため、資格試験制度を運営しています。地盤業務に必要となる知識を身につけることで、地盤業務に起因した不同沈下などの防止に貢献しています。
NPO住宅地盤品質協会では、地盤業務に関わる技術者養成・地盤業務の品質確保のため、資格試験制度を運営しています。地盤業務に必要となる知識を身につけることで、地盤業務に起因した不同沈下などの防止に貢献しています。
下表の通り、受験資格は実務経験者に限られており、資格取得者は地盤の専門家として、適切な地盤調査・補強工事の設計・施工を行なっています。
部門
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受験に必要な実務経験
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住宅地盤技士
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住宅地盤主任技士
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調 査 |
a | 住宅地盤調査及び その関係業務の実務経験者 |
従事者は制限無し | ①住宅地盤調査業務が5年以上。 ②住宅地盤技師合格後3年以上。 ③地質調査業務経験3年以上で、 かつ住宅地盤調査業務が2年以上。 上記のいずれかを満たすこと |
b | 地質調査・建築設計 又は施工管理・土木設計 又は施工管理・住宅保証業務 |
2年以上 | 10年以上 | |
設 計 施 工 |
c | 住宅地盤補強の設計、施工 及び その関係業務の 実務経験者 |
従事者は制限なし | ①住宅補強工事における設計及び 施工の業務の合計が5年以上。 ②住宅地盤技師合格後3年以上。 ③地質調査業務経験3年以上で、 かつ住宅地盤補強工事の設計・ 施工業務が2年以上。 上記のいずれかを満たすこと |
d | 地質調査・建築設計 又は施工管理・土木設計又は 施工管理・住宅保証業務 |
2年以上 | 10年以上 |
補強工事(設計・施工)の内容
設計審査時に登録地盤業者が提出する審査書類
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設計計画書・工法の検討書・杭配置図・基礎断面図など
「地盤判定結果報告書」で地盤補強工事の必要の有無が「必要」となった場合、必要な補強工事の設計内容について、確認を行います。
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設計計画書・工法の検討書・杭配置図・基礎断面図など
「地盤判定結果報告書」で地盤補強工事の必要の有無が「必要」となった場合、必要な補強工事の設計内容について、確認を行います。
チェック項目は以下の通りです。
- 設計審査にてチェックした項目の施工時変更有無。
- 変更がある場合は、内容に問題がないか。
- 施工後に行う強度確認内容、杭の高止まり有無、芯ずれの有無など
なお、補強工事設計・施工はNPO住宅地盤品質協会の資格「住宅地盤技士」もしくは「実務登録者」が行い、「設計計画書」・「施工管理報告書」の作成は「住宅地盤技士(設計施工部門)」以上の有資格者が行います。