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戸建ての液状化対策費を3割削減

2014年5月27日

改良体の本数を半分以下に

 前田建設工業は、戸建て住宅向けの液状化対策費を従来工法に比べて約3割削減する「超小型マルチジェット工法」を実用化した。4月18日から22日に千葉県浦安市で周辺住民など約200人を招いて試験施工を公開した。この6月には、日本建築総合試験所に建築技術性能証明の取得を申請する予定だ。

 現在、戸建て住宅向け液状化対策工事として広く活用されているのが、格子状地中壁工法だ。敷地周辺の地盤を掘削しながらセメントミルクを注入して地中壁を構築するもので、液状化の原因となる地中の間げき水圧の上昇を抑制する。この工法では、断面が円形の改良体で地中壁を構成するのが普通だが、超小型マルチジェット工法では断面を楕円形としたのが特徴。これが施工単価の削減につながっている。

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ケンプラッツ
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20140515/662930/